春日部ひろし歩き

春日部で育ち、地元で二つの会社を経営する男です。

Kasukabe

第2歩 「忙中の閑」ここに癒されり

いろんなことが重なって、自分がなんのために

動いてるのかがわからなくなるほど、

「目まぐるしい日々」が連なることがたまにある。

そんな時に限って、夜も忙しくて、

今日はあの人と、

あそこで「美味しいモノ」、

あそこで「綺麗なお姉さん」、

あそこで「夜のバカ話」、

ってな具合に、よせばいいのに目まぐるしくて、

遊び終えて、家に帰って、湯船につかり、

「ふうっ」と一息つくと、

年相応の疲れを感じちゃったりするもんだ。

 

そんな日々の連なりの中、夜にポコッと時間が空いたときは、

ふらりと立ち寄って、晩飯がてらの独り飲み。

そんなことをしてみたくなる場所がいくつかある。

 

「備長炭串焼 麻生」のカウンターは、そんな

“『忙中の閑』を独りで気兼ねなく過ごす場所”の代表格。

ゴルフ好きのマスターと四方山ゴルフ話をして、

気持ちいいほどきびきびした動きのバイト女子を見つめ、

キンキンに冷えたビールをグイと胃に流し込む。

そんなことで、自分で自分を癒せちゃうんだから、

本当に簡単な生き物です、ワタクシ。

 

今日は、十代からの友だちに、この店の「旨さ」を

教えたくて、珍しく供連れで来店。

串焼きメニューの端から端まで頼んでみたりして。

焼き鳥と言うと、“塩”で頼むことの多いのが酒飲みの常ですが、

この店では、何種類かは絶対に“タレ”がいい。

タレの甘味が、砂糖や味醂だけの甘味でなく、

深みを感じさせる「食材の甘さ」たっぷり。

身(もも肉)も心(ハツ)も、程よくレアのレバーも、

絶妙な歯ごたえのつくねも、

焼き鳥と合わせて喰うと絶妙の漬け物も、

すべて「うまい焼き鳥を食ってもらいたい」という

店主の心意気がストレートに伝わってくる味。

 

でもって今宵の“アフター麦酒”の飲み物は、

日本酒で有名な酒蔵から出ている米焼酎の水割り。

うん。金婚式を迎えた熟年夫婦のようなマリアージュ。

 

無心にパクつく友人に、言っちゃったね。

 

「間違いないだろ?」

備長炭串焼 麻生

春日部市中央1-10-13(春日部駅西口より徒歩3分)

Tel 048-755-0301

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