笠井 浩
経営者として。

春日部で働く経営者としての日々

白富士に誓うこと

笠井木材の真ん前を通る旧16号を、
春日部から岩槻方面に走っていくと、
真っ直ぐはるかその先に、
美しい富士山が見えます。
笠井木材から春日部方面に戻った位置からは見えず、
100メートルほど岩槻方面に進んでしまうと消える。
しかも、見える時期は冬だけ。
上空の水分量が少なく、乾いて澄んだ空気が踊る、
12月の“冬らしく寒い日”だけ、
その姿を見せてくれる白富士。
 
いつも、なんだかすごく得した気分になります。
 
と同時に、白富士に逢える時期は、
一年を振り返る時期でもあります。
今年はどんな一年だったか……?。
 
今年は、とにかく「忙しい」一年でした。
忙しくしていられるのは本当にありがたいことだけど、
その分、「突き詰める」ことが難しくなります。
お客様の、たくさんの“思い”を、
受け止めきることが出来たのか?
自分に問いかけてみると、
「やり切った」とは、どうしても言えません。
仕事を振り返ってみても、
“やりきれなかったこと”が山積みです。
社員一人ひとりの能力向上、
ホウレンソウ(報告/連絡/相談)などの凡事徹底。
限られた時間・人員・給与の中で、
能力を正確に評価し、社員満足度を上げる……。
社員に「この会社で働けてよかった」と思ってもらいながら、
仕事を増やし、着実に利益を上げる。
自分の会社を、そんな「誰もが満ち足りている会社」に
することの難しさを、日々、痛感させられた
一年だったように思います。
 
2017年は、師走に白富士に出会ったとき、
少しでも胸を張れる自分でいたい。
そのためにも初春から、
力一杯羽ばたきたいと思います。
 
旧16号を春日部から岩槻方面に
向かう道すがら、春日部市と
さいたま市の境辺りで、白富士が
姿を現す。
笠井木材の製材所前に掲示される干支のお飾り。
百枚以上の板材を使った大きな絵馬。