笠井 浩
経営者として。
春日部で働く経営者としての日々
「地鎮祭」に思うこと
2016.5.04 (Wed)
建物を建てるとき、整地が済み、工事が始まる前に行うのが地鎮祭です。
その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。
そして、そこから始まる工事の無事を祈る。
建物に関わる人たちの繁栄を祈る。
そんな、厳かで、大切な儀式です。
そして、地鎮祭では、その建物づくりに関わる
さまざまな人たちと顔を合わせることになります。
施主様やその御家族はもちろんのこと、棟梁、鳶、設計者、施工者……
いわば、「家づくりの“チーム”」が、完成までの「これから」を誓い合う、
大切なファーストミーティングの場でもあるわけです。
地鎮祭に出席させていただくとき、その崇高な雰囲気に、
いつも身が引き締まる思いになるのと同時に、
心の底にあった「やる気」という小さな灯りが、
格段に明度を上げることを感じます。
その推進力となったのはきっと、
「住まう側」と「つくる側」が「顔を合わせた」という事実。
お互いの「顔が見える」家づくりは、安全・安心につながるはずです。
「こんな人が、私の家を作ってくれているんだ」
「こんな人が、これからつくる家を大切にしてくれるんだ」
そんな出会いがあるのが、地鎮祭という儀式です。
地鎮祭は、土地の四隅に青竹を立て、 その間をしめ縄で囲って祭場となし、 斎主たる神職(神主)のもと、 建設業者・設計者・施主らの参列の上 で執り行います。 |
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祭場の中には、八脚台という木の台を並べ、 その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、 これに神を呼ぶ)を立てて祭壇となし、 酒・水・野菜や果物などの供え物を供えます。 |